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とどろく雷、ほころぶ蕾。 [JEF UNITED 市原・千葉]

★J2リーグ第19節(14試合目) 富山●1-2○千葉 (富山 '11.7.3sun)
得点:52'深井、69'オーロイ、90'+1黒部

5試合1セットの第3セットはここまで▲▲◯の勝点5ポイント。
あと2試合勝って3連勝しないと10ポイントに届かないから
アウェイとはいえ必勝が望まれる。

富山は湘南より悪く10戦勝ちなしのどん底で
前節試合後にはサポーターとのトラブルもあったとか。
でもかえって結束が固くなることはしばしばあるし
ホームに首位チームを迎える条件が反骨の力を覚ますこともある。
ジェフには再び「こじ開ける」プレーが求められるだろう。

予想通りに高い集中力で守備網を乱さない富山
ジェフはそれに戸惑い効果的なプレーを見せられない。
ボール回しに時間を費やし、あっという間に前半が終わった。


 

雷鳴とどろく小一時間のハーフタイムを経て、迎えた後半。
いきなりこの男がこじ開ける。
深井正樹が対峙するDFを抜き切らずにミドルシュート。
キーパーの意表を突きファーのサイドネットに刺さった。

今季の深井は凄い。
堅い守備をこじ開けるにはやはり
強引だったり、意外だったり、リスキーだったりする必要があると思う。
ジェフは強引さを得るためにオーロイを獲得したわけだが
巨人封じに奮闘する相手DFをだし抜いて小さな深井が活躍するのは
実に痛快な物語だ。

今の深井はチームが必要とする意外性で輝いている。
それを自然体で表現できているみたいだから凄い。
これで3試合連続ゴール、得点ランキングトップ快走中だ。
30歳にして何か啓けたのかな。凄い。

 

そして追加点は久々のトールハンマー。今日は雷神デーだ。
このゴール、オーロイの高さばかりに依存したものでもない。
その使い方が良かった。
まず米倉が伊藤とポジションを換わってサイドに張り出し
強引なアタックを敢行、3人のDFを引き付ける。
そして最終ラインをめいっぱい押し込んだ上でバックパスし
受けた勇人がワンタッチで絶妙のクロス。
これだけお膳立てすればオーロイはご馳走さまを言うだけだ。

新たに取り組みはじめたポジションチェンジの動きから
元来の必殺武器であるオーロイの高さを使えたのは
なかなかの収穫ではないだろうか。
予定外にオーロイを欠いた栃木戦と湘南戦の後半
タレントの異なる久保裕一をトップに置いてトライした戦法が
こうしてひとつの武器になろうとしている。

怪我の功名、というか
アクシデントさえ足がかりにして上へと登り続ける
それがチームを強化していくということなのかもしれない。

流動的なサッカーはポジションを守るサッカーに比べ
相応のリスクもあるだろう。
でも局面で勇気を持って挑めるように
組織的な危機管理を構築していってほしい。

 

この連戦でジェフは少し成長したかもしれない。
でも次なる相手ロアッソ熊本は高木監督体制2年目だ。
そのコンセプトは我々よりもずっと浸透していることだろう。
しかもジェフに対して気負いなく
むしろ勝たんとする気概を持って来るはずだ。

週末のフクアリでは、そんな連中をぶっつぶして高笑いしようぜ。


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コメント 2

犬彦

昇格の為にも、『君津住宅』の為にも次節は何としても勝ち点3を!
久々にフクアリ参戦します。
by 犬彦 (2011-07-06 00:12) 

39ch

犬彦さん、おはようございます。
長年バックアップしてくれているスポンサー様を喜ばすためにもまず勝利。そして湘南戦で勇人がフロムアクアをヨイショしてたんですけど、ああいう大人対応に期待です。
by 39ch (2011-07-06 08:20) 

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